私は、詩人、銀色夏生さんの著書に書かれている、カバーの言葉やあとがきを読むのが昔から好きでした。
詩が目当てでというより、カバーの言葉が目当てで購入した本もあります。
最近、銀色夏生さんのHPを拝見してたら、なんと、今まで出版された本の、カバーの言葉やあとがきが掲載されているではないですか!
今までのカバーの言葉が読み放題だなんて、なんていう贅沢(*^o^*)
昨夜から何度も何度も読み返しています。
↓下記は、1988年に刊行された「このワガママな僕たちを」のカバーの言葉。
「やはり素晴らしいことは、時はすぎていくということ。
恋する心も夢への希望も、動いている時間の中にあって、常に状況は変化しています。
変化しているということは、頼りなくも感じるけど、実はとても自由でとてもすくわれることです。
でも、その自由さは時には心細いものなので、信じられる何かを持つ人はたいへん力づよいです。
その信じられる何かが、「かわいらしいものをちらっと見てしまった時のよろこび」や「おもしろいことをふいに思いついたりすることのしあわせ」のように、いつでもどこでも存在するものだったりするなら、あなたは大丈夫です。
私たちのみえない思いは、世界にあふれています。」
『生きることを悲しく思わないようにしよう』という銀色さんの頼もしい姿は、私をいつも勇気づけ、強い気持ちを芽生えさせてくれます。
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2016.12.02 15:19
2016.12.02 12:02